ビジネスを展開していくと、ときに資金調達をしないといけない場面があります。
しかし、資金調達は手間がかかり、進捗管理が煩雑に感じることもしばしば…。
そこで、本記事では、資金調達チャートの見本と、自動通知機能の実現方法を紹介します。
これにより、資金調達の進捗状況に応じて、関係者に自動的にメール通知を送信することができます。
資金調達チャートの作成
資金調達チャートは、プロジェクトの進捗状況を一覧できる表形式のチャートです。
スプレッドシートを使用して簡単に作成できます。まずは、以下のような項目を含んだ表を作成します。
プロジェクトの説明、予算、関係者のメールアドレス、およびステップの進捗状況を示すステータスが含まれています。
これにより、プロジェクトの進捗状況を管理することができます。
自動通知機能の実現
資金調達チャートを作成したら、次はGASを使って自動通知機能を実現しましょう。
以下のコードをコピーして、スプレッドシートのメニューバーから拡張機能⇨App Scriptを開いて、貼り付けます。
function sendEmailNotification() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName(‘資金調達チャート’);
var dataRange = sheet.getDataRange();
var data = dataRange.getValues();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var lastColumn = sheet.getLastColumn();
var emailAddressColumn = lastColumn – 1; // メールアドレスが入力されている列の番号
var statusColumn = lastColumn; // ステータスが入力されている列の番号
// メール送信の設定
var subject = ‘資金調達プロセスの進捗状況のお知らせ’;
var message = ‘資金調達プロセスが進捗しました。’;
// 関係者のメールアドレスを取得して、進捗状況に応じて通知を送信
for (var i = 2; i <= lastRow; i++) {
var emailAddress = data[i-1][emailAddressColumn-1];
var status = data[i-1][statusColumn-1];
if (emailAddress && status == ‘進行中’) {
MailApp.sendEmail(emailAddress, subject, message);
}
}
}
このスクリプトは、スプレッドシートから関係者のメールアドレスとステータスを取得し、
ステータスが「進行中」の場合に関係者にメール通知を送信します。
スクリプトを定期的に実行することで、自動的に進捗状況を管理することができます。
通知が飛んできている
上記のスクリプトを実行すると、F列のメールアドレスに進行中のタスクが飛んでくるというわけです。
(※上記のアドレスは事例紹介用のアドレスです。個別にお使いのアドレスに修正のうえお使いください。)
まとめ
今回は、資金調達チャートの作成と、GASを使った自動通知機能の実現方法について紹介しました。
資金調達プロセスの進捗管理を効率的かつスムーズに実現するために、
ぜひ紹介した方法を取り入れてみてください。